「せんせい、ぼくのだいじなものは いのちです。いちばんだいじです。
すごくだいじにしています。こんど せんせいに よくおしえてあげます。」
これは1年生のHくんに出していた宿題
「あなたの たからものを、先生におしえてあげましょう。」というテーマで、自分のたからものについて、かんたんな組立てを考えて書くものだ。
(実は、私 せんせいと呼ばれる仕事も兼務中…)
今までの経験から、この教材では ほとんどの子がオモチャやゲームなどの、いわゆる「モノ」をたからものだと表現していたが、これはごく自然なこと。
ところが、Hくんのたからものは「いのち」だった。
彼は幼児期に ある病気を発病して以来入退院を繰り返していた子で、手術後の今も薬を飲み続けながら病状を抑えている状態。
普段はとてもやんちゃで病気のことなんか忘れているように見えていたが、入院中の痛くて辛かった経験から、「いのち」と向き合う気持ちが自然に生まれたんだと思う。
発病する前からの教え子なので、読んでいて思わずウルウルきた。。。
人は、健康だと命の大切さをふと忘れていることがある。
ワタシだって例外ではない。今日はHくんに教えられた。
もうひとり印象深かったのが、3年前1年生だったRくん(今4年生)
この子は、その当時「たからものはかぞく」だと表現していた。
「ボクはかぞくが大すきです!」とも。
こんな風に思える素直なRくんも家族も素晴らしい!
実際、見ていて うんうんと納得できるようなステキな家族だ。
長年子供たちを教えてきたが、こんな風に逆に教えられる機会も結構多い。
子供たちとの出逢い…正にワタシの宝物だ。
HPへ
2009年02月26日
だいじなものは…
posted by たんこ at 21:16| ありがとう♪